大津漁港と二ツ島
秋の光に照らされ、静かな大津漁港。
あの時、3月11日の津波で大きな被害を受けました。
漁はまだ再開の目処が立ちませんが、
港は復帰に向けて前進しています。
船を修理している漁師さんから、色々とお話しを伺うことができました。
地震発生から7ヶ月経った今でも、原発の影響により、漁が再開できないそうです。
沖合いから遠洋にかけての底引き網漁業のみ再開しているとのこと。
震災当時の漁港の写真を見せて下さいました。
砂浜に無数に散乱するコンテナや、重なる船を見て、
津波の強さと被害の大きさを知りました。
北茨城市漁業歴史資料館「よう・そろー」隣の大津漁協直営市場食堂は、
23日から再開されたそうです。
まだ、茨城で取れたお魚を提供することはできませんが、千葉や岩手などのお魚を
使った料理が揃っています。
市場食堂のお魚の美味しさに感動した私にとって、お魚を食べられないことは辛いですが、
漁師さんたちはもっと悔しい辛い想いをされてるはず。。。
早く、穏やかな北茨城の海に、船がたくさん戻ればいい。
その日が来ることを祈らずにはいられません。
漁港の近くにある景勝地の二ツ島は、今も津波の爪痕が残ります。
慣れない突然の取材にも、丁寧に対応して下さった漁師さん達に感謝しています。
震災後の様々な問題で、観光客の足も遠のいているそうですが、
あえて、震災の爪痕が残る二ツ島などを見ることで、震災の大きさや
そこから立ち直ろうとしている地域の状況を知って頂ければと思います。
被災地に足を運ぶことが、支援にも繋がりますので、
これからの紅葉の季節に是非足を運んで頂けたらと思います。
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北茨城HP:http://www.city-kitaibaraki.jp/
大津漁港:http://www.city-kitaibaraki.jp/modules/sightm/?cat=1&id=5#
大津漁協直営市場食堂:http://www.otsuko.or.jp/ichiba/
二ツ島:http://www.city-kitaibaraki.jp/modules/sight/index.php?content_id=22
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記事作成者:武山